皆さんは京都府宮津市と聞いて、何をイメージなさるだろうか?
そう、やはり 『日本三景 天橋立』 でしょう。
しかし、宮津市は天橋立以外にも素敵な名所・穴場がたくさんあるのです。
今回はそんな宮津市を小径車でぶらり散策。
案内人は宮津在住のMTBer 「山チャリMTB日記」 管理人:めがねカッパさん。
山から街中へ、MTBから小径車へと乗り換えた我々を待つものは!?
それでは早速レポート開始!
↑ さぁ、やってまいりました日本三景の街:京都府は宮津市!
↑ ぶらり散策の起点はコチラ・・・宮津市役所
ちなみに庁舎本館は京丹後市峰山町出身の建築家:故・沖種郎氏が
デザインしたもので、昭和39年6月に完成。
鉄筋コンクリート造り4階建てで、塔屋も含めた高さは約18メートル、
北側の正面から見た東西の長さは約46メートル。
背後の大江山や市庁舎東側を流れる大手川と調和する都市デザインに
配慮した設計とされ、市中心部の象徴的な建物。
外観はコンクリートの枠が直線を描くように表現されているのが特徴とのこと。
↑ そんなハイカラな市役所をスタートし、まず訪れたのは・・・
↑ コチラのモダンな建物・・・「洗者聖ヨハネ天主堂 カトリック宮津教会」さん
↑ 現在でも毎週ミサの捧げられている現役の聖堂では日本最古とのこと!
内部は撮影禁止でしたので写真はありませんが、美しいステンドグラス、
珍しい畳敷きの床面、荘厳な雰囲気の素晴らしい聖堂でございました。
【洗者聖ヨハネ天主堂 カトリック宮津教会】
住所 〒626-0023 京都府宮津市宮本500
電話 0772-22-3127
↑ お次の観光ポイントは協会の向かいにある「大手川ふれあい広場」
宮津市ゆかりの細川ガラシャの像と記念撮影の図
ちなみに・・・今回の相棒はなんちゃって折り畳み自転車のシボレーちゃん
【大手川ふれあい広場】
元藩医:小谷仙庵が住んでいた所で、その後旧藩士大村政智が入居、
以来100年間大村家に維持されていたが、残念ながら昭和61年に一部を残し、
焼失してしまった。その後、残された長屋門を中心に公園として整備された。
2013年には細川忠興・ガラシャ生誕450年記念事業としてガラシャの像が建立。
↑ めがねカッパさんの案内でオッサン2人のラブラブポタリング
ちなみに・・・カッパさんの愛機は本物の折り畳み自転車DAHON Visc. P20
↑ 次に立ち寄ったのは・・・宮津城(鶴賀城) 馬場先御門の太鼓門
現在は移築され、市立宮津小学校の正門となっている
【宮津城(鶴賀城)】
織田信長の命で丹後を領した細川藤孝・忠興父子によって天正8年(1580年)に、
宮津湾の南岸、大手川右岸の微高地に築かれた。
現在、観光の面からは城郭そのものは姿を消し、当時の面影は残していない。
国府のあった宮津の地は、古代より丹後の中心地であったということで、
そう、宮津は城下町なのである。
↑ 宮津城の城壁復元区間を走る
↑ 今回のサブテーマは「路地裏巡り」
地元:めがねカッパさんの案内で裏通りをスイスイ移動!
↑ そしてやってきた今回のグルメスポット第1弾は・・・
↑ 宮津のご当地グルメといえばカレー焼きそば!
人気店の「豚珍館」さんに突入!
↑ 決して広いとは言えない店内ですが、なんだか落ち着くな~
壁にはタレント等のサイン色紙がギッシリ!
↑ ふむふむ、人気メニュー2位と4位がカレー焼きそばなのね
↑ ということで、めがねカッパさんと人気メニュー2位と4位を注文!
左:スパイシーカレー焼きそば 右:カレー焼きそば(つゆだく)
↑ 私はコチラのスパイシーカレー焼きそばをいただきます
↑ 豚珍館さんのカレー焼きそばはいわるゆるウエット系ということで、
つゆだくの表記の無い、スパイシーカレー焼きそばでもこの通り
↑ 宮津カレー焼きそば「汁気」のドライ&ウエットチャートによると、
なるほど!豚珍館さんは最ウエット店だった!
↑ ちなみに、以前食した他店のカレー焼きそばはこの通りドライ系
※弊ブログ'13.6.12号 「宮津林道遠足ライド と カレー焼きそば」 より
↑ いただきま~~~す! スパイシー感が絶妙で美味い!
↑ 具もたっぷり! 特にゴロゴロと大きめにカットされたチャーシューが最高!
【中国料理 豚珍館】
住所 京都府宮津市字新浜1951-4
電話 0772-25-1715
営業 昼:11:30-14:00 夜:17:30-21:00
定休日 不定休
↑ カレー焼きそばを堪能した我々は次なる観光地へ向けて移動!
↑ 古い街並みを楽しみながら・・・ん?軒先にあるのは?
↑ その屋敷や界隈の説明看板が宮津の方言と共に設置してありました
↑ コチラの「醤油醸造元」の壁にも・・・
↑ このような案内看板が設置
↑ 古い町並みを楽しみながら着いたのがコチラ・・・
↑ 京都府指定有形文化財、国の重要文化財にも指定されている「旧三上家住宅」
↑ 観覧料:350円也を支払い入場
↑ 江戸時代の商家で酒造業も営んでいたということでこのようなものも・・・
↑ 順路に従い中へ・・・おお、綺麗なお庭ですな~
↑ 奥座敷から庭を眺める・・・贅沢ですな~
【重要文化財 三上家住宅】
旧三上家住宅は江戸時代に酒造業・廻船業・糸問屋等を営む、
宮津城下有数の商家「元結屋(もっといや)三上家」の住宅でした。
外観は美しい白壁の造りで、座敷等は非常に質の高い贅を尽くした
ものとなっており、江戸時代から続いた豪商の家にふさわしい風格があります。
住所 〒626-0014 京都府宮津市字河原1850
電話 0772-22-7529
開館時間 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 年末年始(12月29日~1月3日)
拝観料 一般¥350 中学生以下¥250
↑ さぁ、どんどんイクよ~! お、鳥居が見えてきたぞ・・・
↑ 着いたところは全国でも珍しい、赤ちゃん「初土俵入り」で有名な日吉神社さん
↑ コチラがその土俵・・・ここで赤ちゃんが神様と相撲を取るのですね
カッパさんのお子さんももうすぐ土俵入りかな??
【山王宮日吉神社】
宮津城下を見下ろす丘の上を神域として平安の御代より宮津郷を鎮護する
山王宮日吉神社。神域は樹齢一千年ともいわれます椎の御神木をはじめとした
巨木に囲まれ、ご本殿を中心に八社の摂・末社が鎮まります。
赤ちゃん「初土俵入」は山王宮境内にある杉末神社の例祭に執り行われる神事で
化粧廻しを付けた幼児が見えない神様を相手に相撲を取るという、
全国でもきわめて珍しく、また可愛らしい神事といわれています。
住所 〒626-0005 京都府宮津市宮町1408番地
電話 0772-22-3356
↑ 神様に下世話なお願いをしたあとはグルメ第2弾!藤木食堂さん到着
↑ このマークは・・・そう!宮津ご当地グルメ:カレー焼きそばのお店再び!
↑ 早速入店・・・「THE 食堂」ともいうべき昔懐かしい昭和臭のする店内
↑ たくさ~んのメニューの中、我々が注文したのは・・・
↑ 勿論、カレー焼きそば!
↑ 藤木食堂さんでの正式名称は「カレー入焼きそば」 お漬物付
↑ コチラのお店もいわゆる “ウエット系” 鼻孔をくすぐるソースの香り。
先程の「豚珍館」さんとは全く違う味付けにビックリ!
いや~このウスターソースの効いた風味はクセになりそうだな~
【藤木食堂】
住所 京都府宮津市万年895-9
電話 0772-22-3551
営業 10:30~1:30又は14:00
定休日 木曜日及び第4日曜日
↑ この日2杯目のカレー焼きそばを完食・・・次はデザートでしょ!
↑ グルメ第3弾!宮津市民なら1度は食べたことがある?ふるさとの味
宮津飴の荻野製菓さんの工場に来ましたよん!
↑ 社長さん自らお出迎え、さすが地元の名士:めがねカッパさん!
↑ 宮津市民のソウルフード:宮津飴がコチラ!
とにかく、味の種類が豊富!
↑ お土産に2袋購入プラス、めがねカッパさんからも2袋頂戴致しました
気になるお味は・・・
初めて食べたのになんだか懐かしい、素朴で飽きが来ない美味しさ
いや~こりゃ美味しいな~私個人は特にソーダ味にハマっちゃいました
【荻野製菓】
住所 京都府宮津市字万年1027
電話 0772-22-2497
↑ そして今回の観光の目玉、12のお寺が集まる地区:金屋谷地区寺町へ
↑ 中でも、歴代の宮津城主の菩提寺である「大頂寺」さんへお邪魔することに
↑ 大頂寺さん(本堂)
コチラもカッパさんのお力でご住職直々にお寺の中を案内していただきました
写真撮影はしておりませんが、代々宮津藩主の菩提所ということで、
様々な歴史的価値のある品々や、そして徳川幕府とも縁深いということで、
それこそ有難い品々を拝観させていただきました
↑ ちなみに・・・高台にある大頂寺さんの境内からは宮津湾一望
↑ 横一文字姿(実際は斜め45度)の天橋立も楽しめちゃいます
【浄土宗宝徳山瑞泰院願王殿 大頂寺】
大項寺は、京都東山の知恩院を総本山と仰ぐ、浄土宗の寺である。
本尊を阿弥陀如来に、脇土には観世音菩薩と勢至菩薩を遵いお祀りしています。
開山は今から約400年前、豊臣から徳川の時代に変わろうとする慶長11年(1606年)、
現在の杉ノ末犬の堂山上(詳しい位置不明)に丹後國宮津藩主京極高知により、
京極家の香華院(菩提所) として建立された。
京極高知の子高廣が丹後國国主になるにあたり、東照大権現宮家康公ならぴに、
徳川 二代将軍秀忠公、三代将軍家光公御法楽の為として犬の堂より、
現在の地「金屋谷」に引移したものである。
精舎のほか、徳川家御霊屋を建て、二代・三代将軍の寶筐印塔三基(境内に現存)を
建立、併せて、 高廣の菩提所とした。
以来、本庄宗武公の明治維新まで、阿部対馬守、青山大膳太夫等、
歴代の宮津藩主の菩提所となり、 また、代々の城主は、徳川将軍家の御位牌を
ここ大項寺に奉納する習わしでもあった。
住所 〒626-0029 京都府宮津市金屋谷881
電話 0772-22-3340
↑ 全ての行程を終了し帰路へ・・・帰りも勿論、路地裏三昧!
ということで、走った、食べた、拝みましたの宮津観光。
いや~楽しかった! そして美味かった!
子供の頃からちょこちょこと遊びに来ていた宮津だが、今回訪れたところは
知らなかったところ、初めてのところばかり!
いや~、エエとこ一杯じゃないですか!
宮津のグルメ、そして歴史に触れる貴重な1日を過ごさせていただきました
いやらしい話ですが、特に最後にお邪魔した「大頂寺」さんなんかは
宮津市にとって大きな観光資源=目玉となるのではないでしょうか。
商売の下手な街:綾部に住む私が言うのもなんですが、宮津市さんも
上手に宣伝なされば、天橋立頼りになりがちな?観光に新しい風を
吹き込むことが出来るのでは・・・と感じた今回のポタリングでございました。
いや~宮津はエエとこですわ!
とりあえずまた「カレー焼きそば」食べに行こうっと
最後に・・・
微に入り細にわたって素晴らしいプランニングをお世話になりました、
めがねカッパさんに最大の感謝を!
本当にありがとうございました!!
※めがねカッパさんの記事も是非ご覧ください・・・「山チャリMTB日記」
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